本日9月26日は、大正5年(1916年)東京朝日新聞にて、「義民嘉助」の連載が始まった日です。
同年12月31日まで、97回にわたって毎日掲載されました。
作者は「半井桃水」という人物。東京朝日新聞の記者として活躍する一方、新聞小説家としても名をなしていました。
昭和28年(1953年)および昭和62年(1987年)に、有志により書籍化されています。
さらにこの作品は、昭和4年に映画化もされました。
(残念ながらフィルムは散逸してしまったもよう)
私が本日なぜこの新聞小説を紹介したかと申しますと、この小説こそが、次の有名な写真と相まって、「松本城を傾けた根本原因」のひとつだと考えているからです。
この小説のクライマックスは12月10日(第76回)にやってきます。
それまで、少しずつ私の考察をご紹介してまいりたいと思います。